2020年4月、とうとう日本でもXbox Game Passが正式にサービス開始されました。
月額制でゲーム遊び放題という、言わばゲーム界のNetflix。
そこには「ゲームはソフトを購入して遊ぶもの」というファミコン以来の常識をブッ壊し新時代を開拓し得る爆発力があります。
しかし悲しいかな我が国においてXbox Oneはまったく売れておらず、ライバルのPS4と比べるとそのシェアは猫のおデコよりこぢんまり。
ニンテンドースイッチがガンダムだとしたら、Xbox Oneはマゼラアタックの下半分か何かでしょう。
とは言えこのXbox Game Pass、ゲーマーならばスルーするには余りにも惜しいシロモノ。
実際海外でのユーザー数は拡大し続けており、マイクロソフトがゲーム事業において今後もこのサービスを主軸に据えていくのは間違いないと思われます。
そんな訳で、今回は日本では不遇を囲っているXbox Game Passの魅力を「ゲーマーなら注目するべき4つの理由」と題して敢えてお伝えしようと思います!
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理由① 安い!
サブスクリプションサービスの利用に当たってまず気になるのは、なんと言ってもお値段でしょう。
いくら素晴らしい内容のサービスでも会費が高ければ絵に描いた餅。机上の空論。二次元の嫁。
しかし日本のユーザーの皆様、安心して下さい。
めっちゃ安いです。
現在Xbox Game Passのプランは3つ。
Xbox One本体だけで遊べる"Xbox Game Pass for Console"が850円/月。
パソコン(windows)だけで遊べる"Xbox Game Pass for PC(Beta)"が425円/月。
Xbox Oneでもパソコンでも遊べてなおかつオンライン会員権(Xbox Gold)を兼ねそろえた全部盛りの"Xbox Game Pass Ultimate"が1,100円/月です。
海外での値段設定はもっと高額(例えばXbox Game Pass Ultimateなら14.99$=約1,650円)なので、日本での価格設定はかなりお得。
パソコンゲームのプラットホームであるSteamでは、海外では安いゲームが国内版だとむちゃくちゃ高額になる現象―通称「おま値」(おまえの国ではこの値段で売ってやるよ!の略)―が常態化しているので、Xbox Game Passは言わばまさかの逆おま値。
ありがたや~。
しかもXbox Game Pass Ultimateは、最初の1か月はお試し価格ということで100円という更なる破格で利用できます。
100円て…(;^ω^)
ライバルのPS4が提供するサブスクリプションサービス『PS NOW』が1か月1,180円であることを考えれば、安くも妥当な価格設定であることが分かります(1年契約なら約580円でだいぶ安いけど)。
理由② ラインナップが豊富!
提供するゲームタイトルが多数に及ぶのはXbox Game Pass最大の魅力。
その数、2020年5月現在でざっと150タイトル以上。
まあ小っちゃいインディーズゲームも合わせてこの数なのでやや水増し感があるのは否めませんが、AAA級タイトルも目白押しなので侮れません。
たとえば2020年5月現在で
『レッド・デッド・リデンプション2』
『ウィッチャー3 ワイルドハント』
『アウターワールド』
『デビルメイクライ5』
『メトロ エクソダス』
などの超大作が名を連ねています。
『レッド・デッド・リデンプション2』が100円で遊べるとか凄くない?
理由③ 最新作もプレイできる!
Xbox Game Passのさらに凄いところは、マイクロソフト社製のゲームなら最新作でも発売日に遊べるという点です。
ライバルの『PS NOW』はひと昔前のゲームしか配信しないので、これはXbox Game Passならではの巨大なアドバンテージと言えるでしょう。
直近で例を挙げるなら、2020年4月28日にリリースされた『ギアーズ タクティクス』が発売日に即プレイ可能でした。
(と言うかなぜか前日からプレイ可能でした(;^ω^))
今後もマイクロソフトゲームスタジオからは『マインクラフト ダンジョンズ』や『Halo Infinity』などの期待作がリリース予定。
プレイ人口が多い「旬」に参戦できるという点でも、発売日プレイ待ったなし仕様はXboxユーザーにとって圧倒的福音です。
なお最新作でなくても、発売1年以内の比較的新しいタイトルがさりげなくラインナップされているのもXbox Game Passの嬉しい点。
2020年5月現在で例を挙げれば、『エースコンバット7 スカイズアンノウン』や『メトロ エクソダス』などリリース一年足らずの準新作が遊び放題対象になっています。
ステキ。
理由④ 新境地に挑みやすい!
これはPS NOWやApple Acadeなどにも当てはまることですが、定額制サービスの強みとして「普段はプレイしないようなゲームにもチャレンジしやすくなる」という点は大きいと思います。
なにしろ何タイトル遊ぼうがお値段据え置きなので。
私の個人的なエピソードに例えるなら『A Plague Tale -Innocence-』との出会いがまさにそれでした。
『A Plague Tale -Innocence-』は1300年代のフランスを舞台にしたリアル寄りのアドベンチャーゲーム。
とある事件で両親を殺された幼い姉弟が、疫病と暴力うずまく暗黒時代を生き抜くため過酷な試練に挑むという内容です。
まあ一言で言ってしまえば「地味」なゲームです。
ロケットランチャーは無し。
ハック&スラッシュ要素は無し。
おっぱいとお尻ももちろん無し。
普段『ギアーズ5』で肉片まき散らしてばかりの私としては
「誰がこんな地味なゲームわざわざやるかっての!」
みたいな塩梅でガン無視でした。
しかしXbox Game Passならどれだけ遊ぼうがお値段据え置き。
「まあ…タダなら試しにやってみるか。つまんなかったら即アンスコすればいいだけだし。」
そんな気まぐれで始めてみた訳です『A Plague Tale -Innocence-』。
そしたらこれがどちゃくそ面白いでやんの!
中世フランスの建築様式や生活感が伝わってくる映像美。
風景の美しさと対を成す、おぞましい疫病ネズミの群れ。
苦難を越えるごとに深まっていく姉弟の絆。
すべての要素が高い次元で完成している、まごうことなき良作でした。
「地味そう」の一言でスルーしていた自分に後悔しきり。
そんな訳で「普段だったらプレイしないであろう作品」に気軽に触れことができるXbox Game Passは、ゲーマーにとって新たな楽しみを開拓する大きなチャンスとなり得るのです。
Xbox Game Passをおススメする大きな理由です。
結論:ゲーマーならぜひとも試して頂きたい!
そんな訳でXbox Game Passをおススメする理由をお伝えして参りました。
このままだとただのチョウチン記事になってしまうので、最後にXbox Game Passの唯一気に入らない点を述べたいと思います。
それは配信タイトル表示に海外版の名残があること。
日本版と海外版で、同じXbox Game Passでもラインナップに差があるのはまあ仕方がない所だし納得もできます。
でも海外版の名残が国内でのXbox Oneにも残ってしまっているのは頂けません!!
たとえば『マーベルvsカプコン インフィニット』です。
同作は国内のXbox Game Passではラインナップに入っていませんが、なぜかゲームパスのトップページにタイトルが表示されてしまいます。
「あれ?遊べるってことかな!?」
と期待して開いてみても、やっぱりインスト―ルは出来ず。
紛らわしいんじゃい!
ぬか喜びさせるな!!
ほかにも『ジャンプフォース』や『キングダムハーツⅢ』が、いかにもプレイできそうで実際はインスト―ルも出来ないという裏切り仕様。
いずれも海外版のXbox Game Passではラインナップに入っている作品なので、国内版と表示の差別化がうまくできていない結果だと思われます。
このへんのインターフェースがガタガタなのは、日本マイクロソフトの仕事として今日に始まったことではありませんが…これはあんまりです。
景品表示法か何かに抵触しないか心配になるレベル。
と最後にクサしてしまいましたが、Xbox Game Passが素晴らしいサービスなのは紛れもない事実。
ライバルの『PS NOW』が「ひと昔まえのゲームをお安くプレイできるサービス」に留まっているのに対し、Xbox Game Passは今後のゲームの楽しみ方の主役となり得る可能性を秘めています。
ゲーマーの方はぜひ注目して頂きたいと思います!
Microsoft Xbox One S 500 GB (Minecraft 同梱版) 本体
安くて高性能(4K対応)!
これとXbox Game Passがあれば、プレイし切れないほどのゲームタイトルが遊び放題!!
Microsoft Xbox One(GEARS 5 同梱版)
高いけどさらに高性能! 我が愛機!!
でも…今(2020年6月現在)買うんだったら、いっそのこと年末の次世代機Xbox SeriesXを待った方がいいような気がしないでもない。
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